フィーネナチュラル FNP パウダーの安全性について

アルカリ性剤の水酸化ナトリウム

Sodium hydroxide = alkaline

マイクロ水酸化カルシウムとは

「FNP パウダーは pH12.4(25℃)何故安全か?」

というご質問を多く頂きますのでご説明いたします。

苛性ソーダとの比較

2NaCl + H2O → Cl2 + H2 + 2NaOH 溶解度(25℃)は、1110g/L = 1.11% です

NaOHではない

水酸化ナトリウム NaOH は、常温で無色無臭の白色の固体又は 球粒状やフレーク状のもので、工業的には塩化ナトリウム(塩)のイオン交換と電気分解により生成される化学合成物質です。

溶解

水酸化ナトリウムの溶解時には、激しく一気に水と反応し熱水が飛散し(突沸)、火傷やミスト状の液体が目に入り失明の恐れがある為、取扱いが極めて危険な劇物であり、危険物取扱資格者が必要です。 「苛性」とは動植物の組織に対し強い腐食性がある という意味です。

マイナスイオン

水酸化カルシウム飽和水溶液は、0.17g/100g=0.17% ですので、比較すると 水酸化ナトリウム
はより多くの水酸基(OH)マイナスイオンを持っており、pH14 の強アルカリ性を示します。水酸化カルシウムは、原料の石灰岩(炭酸カルシウム CaCO3)を高温で焼成し、酸化カルシウム(CaO)を生成、酸化カルシウムに加水処理をして水酸化カルシウム(Ca(OH)2)を生成します。

火傷しない

CaO + H2O → Ca(OH)2 (この時に高温で暴漠した微粉末を回収したもの)よって、水酸化カルシウムを希釈し飽和水溶液を生成する際には熱は発生せず、火傷の心配はありません。

マイクロ水酸化カルシウムで「不活化」する理由

一般的な病原細菌やウイルスのpH 生存域は、pH3~11 と言われております。
アルカリ性成分が病原細菌やウイルスの表皮タンパク質成分に作用し変質させることから、病原細菌やウイルスは不活化されます。
各種の病原細菌やウイルスに対しての効果が多くの論文で確認されています。

人のタンパク質

人間や産業動物の皮膚細胞もタンパク質成分ですので当然侵されるという心配があります。
病原細菌やウイルスは単体であり表面部が侵されると不活化されますが、人の肌は何層もの皮膚細胞
で構成されており、かつ肌は皮脂により保護されています。

詳細は添付 FNP ニュース 2020-09-01 を参照下さい。

FNP パウダーを用いた安全性確認試験

マイクロ水酸化カルシウムの安全性

農業用の消石灰は水酸化カルシウム含有率が 60%程度であり不純物も多いものもありますが
FNP パウダーは食品添加物であり、マイクロ水酸化カルシウム含有量は 95%以上で重金属等の不純物が極めて少なく 安全です。